80年代洋楽ヒット曲の歌詞と翻訳、英語解説 ROCK'N'ROLL ENGLISH

80年代洋楽ヒットの歌詞で英語を学ぶ。ロックンロールイングリッシュ

レインボウ「アイサレンダー」の歌詞と英語


英語歌詞

↑リンクからご覧ください
[by courtesy of sing 365.com]

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おまえのハートビートにお手上げさ
もう好きなようにしてくれよ
俺はおまえの手の中 優しくしてくれ
こんな気持ちは初めてさ

今まで通りに振る舞おうとしても
思い通りにならない
電話のそばでおまえを待つ
戻ってきておくれよ

お手上げさ 降参だよ
おまえを誘惑できる器じゃなかった
優しくしておくれよ お願いだ
俺の愛を感じないのかい
お手上げさ

わかってるさ 一生涯だって
まるで1日のように過ぎていく
おまえがいっちまってから 心はボロボロ
おまえが欲しいんだ 行かないでくれ
どうしたらそばにいてくれる?
何でもしてやるから
俺のハートを持っていかないでくれ
愛してるんだ

…(後略)

(訳:発行人)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レインボウ

今回はついに皆様お待たせ、勢いだけなら誰にも負けない、パープルと見分けがつかないと言われても全く気にしない、「レインボウ!」です。

ああ、あの脈絡のないクラシックティスト、モーニング娘。のようなメンバーチェンジ、5度リフ、長髪、白ストラト、黒魔術、ピタパン、…。

ご存じの通りたくさんのメンバーがレインボウを通りすぎて行ったのですが、みなさんはお気に入りは? 私はボーカルがみんな好きだなあ。ディオもグラハムもターナーも。他のバンド(そんな気がしないのはなぜ?)になりますが、デビカバもギランも。みんな、それぞれソウルフルです。かっこいいよ。

当時は私もひねくれバンドマンだったもので、レインボウみたいな大メジャーバンドはちょっと斜めに見ていたのですが、やっぱり彼らは古典、基本ですよね。特にAll Night Longみたいな8ビートナンバー、もう全編フォルティシモ、「どーだっ」って感じの展開の曲は燃えます。様式美というより、お約束。

レインボウっぽいというか、パープルっぽいバンド、日本にも多かったです。オズ、紫(!)、ラウドネス、X-Ray、浜田麻里や本城美紗子、メイクアップ…。サウンドもファッションもみんな、お約束ものでした。

今回の曲…I Surrender

今回は1981年発売の大ヒットアルバム「Difficult to Cure(治療不可)」から、これまた大ヒットシングル「I Surrender」です。ジョー・リン・ターナーのボーカルがさえてます。嗚呼、王道…。

この曲の作者はメンバーではなく、元アージェントのラス・バラードという人。「Since You've Been Gone」もこの人の曲です。ではいつものように「365.com」から歌詞をご覧ください。

解説

☆(大意参照)…こ、この歌詞は、やっぱりグラハムでは厳しかったのでは…。いや新宿2丁目的には、もしかして逆にアリだったかもですが、やっぱりこの曲でチャートトップをとるにはジョーをフロントに置いた方が正解ですね。そう考えるとプロデューサーが偉い!

■I surrender to your heartbeat.
「おまえのハートビートに降参さ」(恥;;)
heartbeat「心臓の鼓動」ですね。

☆関連表現

・irregular heartbeat 「不整脈」。わかりやすい。
・seem like a heartbeat 「アッという間に」
  *a heartbeatの間にって感じ?
・in a heartbeat 「迷わずに、ためらわずに」

■Please be tender
「優しくしておくれ」
tender「優しい」とか「柔らかい」という意味。tenderloin はお肉の柔らかい所ということで「ヒレ肉」ですね。

■I'm in your hands
「俺はおまえの手の中」
in one's hands 「〜の手の中で、支配下で」
「なんだかんだ言ったって、あなたは私の手の中で踊ってるのよお」って感じでしょうか。ああ悪魔。余談ですが悪魔と小悪魔ではえらい違いですね。

hand は普通に「手」の他、概念として「影響力、支配力」の意もあります。あと「時計の針」という意味も。
覚えておいででしょうか、タイム・アフター・タイム。
The second hand unwinds時計の針が巻戻る)
  (タイム・アフター・タイム@シンディローパー)

■I want you so bad
「おまえが欲しくてたまらない」
I want you badly.でも同意ですが、ここでは badwant を強めて「すごく」「深刻に」「とても」のようなニュアンスですね。

その他 bad はスラングでは「最高!」とか「カッコイイ」の意味で使うこともあります。反対言葉ですね。

おまけ

☆英語では気になりませんが、日本語にするとなかなかヘビィな歌詞です。ネイティブが聞くとどうなんでしょう。こっぱずかしく、ねーのかなあ。

さてさて、やっぱりレインボウですから、このへんも紹介したい! サワリだけですが、どうぞ!(70年代ですが(^_^;)…)

■Long Live Rock'n'Roll (from 'LONG LIVE ROCK'N'ROLL' 1978)
Like a spiral on the wind
I can hear it screamin' in my mind
Long live Rock and Roll
Long live Rock 'n' Roll
Long live Rock and Roll
  風に乗る渦巻きのように
  俺の心に響く叫び声
  ロックンロール万歳!
  ロックンロール万歳!

*long live...「〜万歳」という意味ですね。
いえ、決して「長生きロックなんて、思っちゃなかったですよお!
【例】Long live the Queen! : 女王陛下万歳

■All Night Long (from 'DOWN TO EARTH' 1979)
I wanna touch you, wanna feel you
I wanna make you mine
I wanna love you all night long
I wanna be with you all night long
  おまえに触れたい、おまえを感じたい
  絶対、俺のモノにしたいんだ
  ひと晩中、愛してやるぜ
  ひと晩中、そばにいるぜ

*古典、基本。

 

■Kill the King (from 'LONG LIVE ROCK'N'ROLL' 1978)
Kill the King
Tear him down
Kill the King
Got to take his crown
Kill the King
He'll rule no more
Strike him dead
  王を殺せ
  バラバラにしちまえ
  王を殺せ
  王冠をうばえ
  王を殺せ
  ヤツの指図はもう受けねえ
  ぶち殺せ

*またまた古典、基本。

あー、すっきりした。やっぱり訳詞も思い切りかなあ。

「五感」の表現いろいろ【2】…「触る」「嗅ぐ」

「チープトリック」での特集の続きです。「五感」についての表現、今回は「触る(触覚)」「嗅ぐ(臭覚)」を集めてみました。

「触る」touch / feel
「指で触る」は finger、「舌で触る(舐める)」はtongue
・I wanna finger you, wanna tongue you... (自粛)
  *裏版「All Night Long」

「(においを)嗅ぐ」smell / sniff

smell (一般的に)においを嗅ぐ
sniff クンクンと嗅ぐ

【慣用句など】

smell the money 金のにおいに感ずく
smell the rat 何かおかしいと感じる
smell round 嗅ぎ回る、詮索する
sniff at〜 〜を鼻であしらう
sniff danger 危険を感じる

「におい(名詞)smell / perfume

smell (一般的に)におい
perfume 花や香水など、いいにおい。fragrance もほぼ同様。

*その他、「いやなにおい」odor「かすかなにおい」scent「気品のあるいいにおい」aroma などの語を使います。

☆残りの一覚(?)、「味わう(味覚)」についてはまたの機会に!


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チープ・トリック
絶妙なバランスの4人組。キャラクターもルックスも、魅力も。この曲はアルバム「ドリーム・ポリス」収録の甘いバラード。

クイーン
永遠のクイーン。彼らはいつまでも別格。このシングルはめずらしくロジャーのペンによるもの。

マドンナ
ダンス、エレクトロ、 ファッション、セックス。いつも最先端を走り続けるマドンナ、1987年のスマッシュヒット。

デフ・レパード
アリーナが似合うバンドといえば、デフ・レパード。ハードな曲も多いけれど、この曲はとってもメロディアス。