80年代洋楽ヒット曲の歌詞と翻訳、英語解説 ROCK'N'ROLL ENGLISH

80年代洋楽ヒットの歌詞で英語を学ぶ。ロックンロールイングリッシュ

スティクス「ベイブ」の歌詞と英語

styx コーナーストーン
英語歌詞

↑リンクからご覧ください
[by courtesy of sing 365.com]

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大意

ベイヴ、僕は行くよ 
まだ旅の途中なんだ
時が迫っている
僕の汽車が行く 君の目の中に見える
愛が、僕を必要とする君の気持ちが、君の涙が
でも君を失って、寂しくなるだろうな

頑張り抜くためには、
君の愛が必要になる
だから信じて 
僕のハートは君の手の中にある
君をずっと思っているよ

そうさ君のおかげさ
疲れ果てて、くたくたになっても
もう降参、って気分のときも
そうさ君のおかげさ
僕に勇気と強さを与えてくれる

信じて 本当だよ
ベイヴ、愛してる

ベイヴ、もう一度言うよ、僕は行くよ。
なんとか笑わなくっちゃね
この気持ちを少しの間、忘れなくちゃ
だって、君を失えば、
さみしくてたまらない。
頑張り抜くためには、
君の愛が必要になる
だから信じて 
僕のハートは君の手の中にある
君をずっと思っているよ

ベイヴ、愛してる

(訳:発行人)

スティクス

スティクス。シカゴ出身。80年代を代表するハード&プログレバンド。

フロントの3人がそれぞれ類い希なるコンポーザー&シンガー。甘い声とメロディが持ち味、そのくせバックに回るとやたら骨太なムーグソロを弾きまくるキーボードのデニス・デ・ヤング。背はちっこいけど燃えるギターと熱いボーカル、ハードでポップな曲作りが売りのトミー・ショウ。そしてヘビメタ・ティストのジェームズ・ヤング。まあよくそろったもんです。ビートルズには1人足りませんが、とてもバラエティあふれる作品作りをしていました。

スティクス、天気のいい日に車で走るとき、最高のBGMでしたね。なぜか海が似合って。派手な曲もスローもあるんで、ここ一番の勝負ドライブには必需品でした…。

現在はデニスが抜け、ローレンス・ゴーウェンという人に変わっていますが、元気で活躍中。何と、ジャーニー、REOスピードワゴンとともに全米ツアー中です。豪華3本だてというか無敵の同窓会というか節操ないというか。80年代バンド、みんな頑張ってます。

↓公式サイト
http://www.styxworld.com/
全作品の歌詞と、多くの曲の試聴ができます。

今回の曲…Babe

1979年発売のアルバム「Cornerstone」から、「Babe」です。リードボーカルはデニス・デ・ヤング。彼のメロディメーカーとしての才能がとてもよく生かされた名曲で、バンド初の全米ナンバーワンシングルとなりました。

解説

☆ああなんてベタベタなラブソング。でもボーカルがさっぱりしてるので、あまり粘っこくなく、おいしく召し上がれます。

しかし、こうやってみると勝手な歌詞だなあ。止めてくれるなおっ母さん、てな感じも。

■I must be on my way
「僕はまだ道の途中にいるにちがいない」
on one's way または on the way で「〜の途中」。
ちょっとスラングっぽいですが、「懐妊中で」という意味も。

■My train is going,
「僕の汽車が行く」
旅立ちはアメリカでもやっぱり汽車なのでしょうか。長距離バスもありかな。

☆関連表現

a local train

→ 各駅停車の列車
an express train → 急行列車
a commuter train → 通勤列車
a long-distance train → 長距離列車


   

 

■And I'll need your love to see me through
「頑張っていくためには、君の愛が必要となるだろう」
ここが勝手な気が…。see ~ throughは「やり遂げる、頑張り抜く」。
あと、see through…で「透けて見える」、シースルー、ですね。

■Whenever I get weary and I've had enough
「疲れ果てたり、もうたくさんだ、ってなったときはいつでも」
wearyは「疲れた、うんざりした」、I've had enough.は何かをしすぎたり、食べ過ぎたりしたときに「もうたくさんだ」という表現。

■Feel like giving up
「あきらめたくなって」
feel likeは「〜したい感じがする」。feel like making lovemake loveしたい気持ち、つまり「Hしたい感じぃ〜」とでも言いますか。

■Giving me the courage and the strength I need
「僕に必要な勇気や強さを与えてくれる」
strengthは「強さ、強靱さ」。形容詞はstrongですね。

☆関連表現
A woman's strength is in her tongue. → 「女の強みは舌にある(諺)」
strength of Samson → 「鬼に金棒」




■Babe, I love you.

「ベイヴ、愛してる」

「baby」「babe」はどう違うのでしょう。困ったときには英英辞典。
baby → child
babe → an attractive young woman

なるほど。もちろんbabyにも「恋人」っぽいニュアンスはありますが、babeの方がより軟派のようでございます。


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